LESBIAN CINEMA PARADISE

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初恋-第二章


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赤い車であのコのアッシーになったnat。
でも、実のところ、あのコの方からnatアッシーを頼んで来ることはあまりなかった。
どっちかというと、あたしがどこかに行く時についでに誘ったらついて来るという感じだった。

きっと他にもアッシーをしてくれるヒトがいるんだろうな・・・

何となくだけど、そう思ってた。
初めのうちは出かける時には他の日本人の女の子も一緒に誘っていたんだけど、その女子とはノリがあまり合わなかったので、だんだんとあのコだけを誘うようになった。
最初の1-2度は他の日本人の若い子たちと同じように、あたしのこと『さん』付けで呼んでたのに、それが3度目くらいに会ったときには『natちゃん』になってた。しかも、あたしに何の断りもなく勝手に。
あのコのそんな馴れ馴れしさが何故か心地よかった。


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あのコはあたしと同じ大阪の出身だった。
あのコの場合は大阪と言っても大阪市内じゃなくて、大阪の所謂ベッドタウンと言われるところだったけれど。
そのせいか、あのコとは年が全然違ったのに、ノリが合ったし一緒に居て楽しかった。
お父さんは大会社の部長さんでお母さんは専業主婦。
確かnatと同い年くらいの優秀なお兄さんがいて、そのお兄さんはもう結婚していたはず。
厳しいご両親に大切に育てられた一人娘、って感じだった。

そういえば、natはアメリカで日本語を喋る時は、相手が関西弁で喋りかけてこない限り、たいてい東京弁を喋るんだけど、あのコも関西弁じゃなくて東京弁で喋ることが多かった。
訊いてみたら、ご両親に「ちゃんと標準語で喋りなさい」と躾けられたそうな。


苛められなかった?


そう、大阪で東京弁を喋る子どもは苛められる。
でも、あのコはちょっと困ったような顔をして、ううん、と首を横にふっただけだった。


あの頃あたしは2ベッドルーム(日本で言う2LDK)のアパートに住んでいて、「若いツバメ」を飼っていた。
というのは冗談で、若い男の子のルームメートがいた。
プロ並みにジャズギターを弾く日本人の男の子だった。
natがジャズが好きになったのはこの男子の影響だけど、この男子とはただの友達&ルームメートだった。
彼氏?って訊くあのコに、そう説明したら、ふぅ~ん、って。

そんなわけであのコもあたしも一人暮らしではなかったから、あのコのアパートに呼ばれたこともなかったし、あのコをうちに呼ぶこともあまりなかった。
あたしはもっぱらあのコのアッシー。
でも、買い物だけじゃなくて、町のレストランに晩御飯を食べに行ったりもするようになった。
帰りに車で送り届ける時は、あのコのアパートの前で、あのコがちゃんと中に入るのを確認するまで車を出さなかった。
あのコだけじゃなくてどの女子を送り届ける時にもそうするんだけど、他の女子はたいてい一度こっちを振り返ってお辞儀をしたり、手を振ってバイバイってしてくれるのに、あのコはバイバイどころか振り返りもしない。
でも、礼儀知らずってわけじゃない。
あたしがあのコの後姿をじっと観てるの知ってて、それでどうしていいかわからないみたいな。
それで、わざとそっけなくしてしているような・・・


お互いに大学院の勉強でとても忙しかったけど、冬には他の日本人たちと一緒に近所の山とは言えない丘にスキーに行った。
natはスキーが大好きで、上手いってわけじゃなかったけど、スピードには結構自信があった。
山を滑り降りながらスピード上げて、これで転んだら死ぬな、という瞬間が薬師丸ひろ子で言うところの「カ・イ・カ・ン・・・」。
なのに、あのコときたら、気がついたらいつもあたしの前を滑ってる。

あ、あたしがスキーを始めたのは20代になってからで、しかもアメリカ留学のドタバタでスキーどころではなくて数年ブランクがあったしィ・・・(言い訳


春には日本人グループで屋外BBQのピクニックをしたりもした。
大勢の中にいるときは、世間話が苦手なあたしはどっちかと言うと輪の外にいることが多い。
あのコは、輪なんて関係なくてあっちこっち自由に飛び回って誰とでも気軽に話をしてる。
そんなあのコをずっと目で追っていると、時々思い出したかのようにあたしの傍にやって来る。

気ィつかってくれてるのかな?

輪の外で二人で話していると、何の話からか、あのコは中学時代に陸上部だったと言った。


あたしも中学ン時陸上だったよ。短距離やってた、100(100m)。


あのコは200だと言った。
意外な偶然だった。あのコは、陸上なんて孤独なスポーツを好むコには思えなかったから。それに、あのスラリと長い脚は短距離の脚じゃない。でも、あたしはあのコと共通点があったことが嬉しかった。


うちの中学は大阪のど真ん中で校庭が狭かったから、校庭を斜めに横切ってやっと100が取れる程度だったよ。


そんな話をしていたら、あのコに自慢話がしたくなった。


子どもの頃からかけっこは一番だったんだから。


そうしたらあろうことか、あのコときたらそんなあたしに挑戦してきた。
あのコにカッコいいところを見せたい一心のあたしは、その挑戦を受けた。
そうして、輪から外れたところで、人知れず二人だけの短距離走が行われたのだった。


位置について!

crouching-set.jpg

あのコがクラウチング・スタートの姿勢を取った。

ほ、ホンキだ・・・

慌てて、あたしはそれにあわせた。


ヨーイ、ドン!

crounching-readygo.jpg


結果は、見事にあたしの惨敗。


信じられない・・・


15年ぶりくらいにホンキで走ったあたしは、死ぬかと思ったわけで、肩でぜぃぜぃと息をしながらそう呟いた。
すると余裕で勝って得意げなあのコは、も一回やる?と訊いてきた。

もういいよぅ、若さには勝てません・・・

nat形無し。


そして、夏が来て、うちのアパートの若いツバメは大学を卒業して日本に帰った。
そのツバメと入れ替わりに、あのコがうちに引っ越してくることになった。




i can love you like that
i would make you my world
move heaven and earth if you were my girl
i would give you my heart
be all that you need
show you you're everything that's precious to me
if you give me a chance, i can love you like that



第三章へ続く

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Author:nat
アメリカ在住延べ17年のレズビアン。New YorkからTexasを経てCaliforniaに辿り着きました。世間ではカタイと思われる仕事をしてますが、自由度の高いところが気に入っています。花も恥らう四十路真っ只中。無口なくせにボケ&ツッコミを忘れない根っからの大阪人です。

*写真は実物と似ても似つかないことがありますので、ご注意ください。

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